ISO/TC227 ばね 第22回ワルシャワ国際会議開催される
「ISO/TC227 ばね」は、ばねに関するISO規格を取り扱うTC(専門委員会)で、2004年(平成16年)11月に設立されました。同時に日本ばね工業会は、国際幹事業務引受団体となり、標準化会議の相羽繁生議長(㈱東郷製作所 取締役社長)を国際幹事に選任いたしました。
TC発足に伴い、当会は日本産業標準調査会(JISC)から国内審議団体の承認を受け、 TC227ばね 国内委員会の運営に責任を持つことになりました。TC227ばね 国内委員会には、経済産業省、日本規格協会及びその他のばねに関係する団体の委員に加え、大学などの中立的な立場の委員が参加しております。
「TC227ばね」では、金属ばね単品を対象とし、ばねに関係する公差、用語、記号、評価法、製造技術などの規格化を進めています。現在、この活動にはP(積極参加)メンバー12か国、O(オブザーバー)メンバー13か国が参加しております。日本は積極的に規格案を提案してきました。日本が提案した規格は、次のとおり順次発行されました。まず、2009年(平成21年)6月にISO 26910-1「ショットピーニング第1部」が、同年7月にISO 26909「ばね—用語」が、TC227初の国際規格として相次いで発行されました。その後、2013年(平成25年)4月にISO 16249「ばね—記号」、2017年(平成29年)3月にISO 19690-1「皿ばね—第1部:計算」、2018年(平成30年)9月にISO 19690-2「皿ばね—第2部:技術仕様」が発行されました。日本以外では、ドイツ、イタリア、中国からも規格が提案され、現在は10規格が活用されています。
「第22回ISO/TC227ばね 国際会議」は、ポーランド・ワルシャワにおいて、PKN(ポーランド標準化委員会)の主催で対面とオンラインのハイブリッド形式で開催されました。2026年(令和8年)9月17日にWG会議、18日に本会議が行われました。Pメンバー12か国のうち、8か国(中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、マレーシア、ポーランド、米国)から24名が出席し、日本からはTC227ばねの国際幹事である相羽氏を含む8名が出席しました。
今回の会議では、2023年度の定期見直し投票で改訂が決定したISO 16249「ばね—記号」のDIS(国際規格案)についての審議が行われました。WG会議では、各国からDISに対して寄せられた全てのコメントを検討し、合意できる修正案をまとめました。本会議では、DISをFDIS(最終国際規格案)段階へ移行することを決定しました。今後、FDIS投票を経て2027年1月の国際規格発行を目指します。
その他にも、次のプロジェクトとして、ISO 26909「ばね—用語」とISO 16249「ばね—記号」を統合する方針を再確認しました。また、ISO 18137「板ばね—技術仕様」の改訂プロジェクトを開始することを決定しました。さらに、2027年(令和9年)の国際会議を日本の横浜で開催することなどを決定しました。



